ハイフの効果はいつから?直後とピークは別物です|予定から逆算する受け方
ハイフを受けたけれど、鏡を見ても変化が分からない。あるいは、これから受けるつもりだが、いつ効果が出るのか分からないので予定が立てられない。
ハイフの効果は、二段構えで現れます。施術直後に感じる引き締まりと、1〜3か月かけて現れる変化は、別の仕組みによるものです。
この2つが分けて説明されていないために、「直後に何も感じない=効かなかった」と考えてしまう方がいます。あるいは逆に、「直後に感じたから、もうこれで終わり」と受け取ってしまう方もいます。
どちらも、実際とは違います。
なお、この記事に書く期間はすべて目安であり、効果の程度や現れ方には個人差があります。
結論|効果は二段構えで現れます
直後に感じる引き締まり
施術の直後から、軽く引き締まったように感じる方が多いとされています。
これは、超音波の熱が加わることで組織がその場で収縮するためです。すぐに現れるかわりに、この変化だけが持続するわけではありません。
1〜3か月かけて現れる変化
一方で、リフトアップの効果が最も現れるのは、施術から1〜3か月後とされています。
熱が加わった組織が、時間をかけて回復していく過程で起きる変化です。すぐには変化が現れませんが、この遅れて起こる変化こそがハイフの主な効果です。
この2つは別の仕組みです
| 項目 |
直後の変化 |
1〜3か月後の変化 |
| 何によるものか |
熱による組織の収縮 |
時間をかけた組織の回復 |
| いつ |
施術直後 |
1〜3か月 |
| 感じ方 |
引き締まった感じ |
輪郭の変化 |
| 個人差 |
大きい |
大きい |
直後に何も感じなかったからといって、効いていないとは限りません。判断するには、まだ時期が早いということです。

なぜ時間がかかるのか|仕組みから見る
熱による組織の収縮(すぐ出る側)
ハイフは、超音波を皮膚の内側の一点に集めて熱に変える技術です。設定によっては、筋膜(SMAS)の層まで届きます。
熱が加わった組織は、その場で縮むとされています。これが、施術直後に感じる引き締まりの正体です。
ただし、この収縮は一時的なもののため、直後の変化だけで効果を判断することはできません。
時間をかけて起きる変化(遅れて出る側)
熱が加わった組織は、その後、回復していく過程に入ります。この過程のなかで、皮膚を支える組織がつくり直されていくと考えられています。
熱刺激によって線維芽細胞が活性化し、コラーゲンやエラスチンの生成が促されます。この再生プロセスに時間がかかるため、効果の実感までに1〜3か月ほどかかります。
「コラーゲンが増える」と断定しない理由
上記の仕組みは、そのように想定されているという段階の説明です。「ハイフを受ければコラーゲンが増えます」と言い切る書き方を見かけますが、当院ではそこまで断定はしません。
なぜ時間がかかるのかという問いに対する現時点での説明として、そのように考えられている——という形でお伝えしています。
経過の目安|いつ何が起きるか

施術直後
引き締まった感じを覚える方が多いとされています。同時に、赤みが出ることがあります。ダウンタイムについては別の記事で詳しく扱っています。
1週間ごろ
直後に感じた引き締まりが、いったん落ち着いたように感じられる時期です。ここで「戻ってしまった」と感じる方がいますが、経過としては想定の範囲です。
1か月ごろ
変化を感じ始める方が出てくる時期とされています。ご自身では気づきにくく、久しぶりに会った人に指摘されて気づくという形が多いようです。
1〜3か月(ピーク)
最も変化が現れる時期とされています。ここが判断の基準になります。
3か月以降
変化が保たれる期間に入ります。ここから先の持続は、機種によって差があります。
| 時期 |
何が起きているか |
感じ方 |
| 直後 |
熱による収縮 |
引き締まった感じ |
| 1週間 |
収縮が落ち着く |
戻ったように感じることがある |
| 1か月 |
組織の回復が進む |
変化を感じ始める |
| 1〜3か月 |
ピーク |
輪郭の変化 |
| 3か月〜 |
維持 |
徐々に戻っていく |
部位によって、現れ方が違います
効果が現れる時期や感じ方は、照射する部位によって異なります。
フェイスライン・あご下
最も変化が分かりやすい部位とされています。輪郭の線が変わるため、写真で比べたときに気づきやすい場所です。
一方で、もともと脂肪が多い場合には、ハイフだけで大きく変わるとは限りません。
頬
たるみによって下がった位置が上がることを期待する部位です。変化がゆるやかで、ご自身では気づきにくい傾向があります。1〜3か月後に、ほうれい線のあたりの印象が変わったと感じる方が多い部位です。
目のまわり
皮膚が薄く、専用の設定が必要な部位です。変化を感じやすい反面、扱いに注意が要ります。施術の可否を含めて診察で判断します。
首
姿勢や日常の動作の影響を受けやすく、維持が難しい部位とされています。
部位ごとの目安
| 部位 |
変化の分かりやすさ |
気づく時期の目安 |
| フェイスライン・あご下 |
分かりやすい |
1〜2か月 |
| 頬 |
ゆるやか |
1〜3か月 |
| 目のまわり |
分かりやすい |
1〜2か月 |
| 首 |
分かりにくい |
2〜3か月 |
※いずれも目安です。たるみの程度と照射の設計によって変わります。
変化を自分で確かめる方法

施術後の変化は自分では気づきにくいため、どう確認すればよいか迷う方も多くいらっしゃいます。
美容医療の広告では施術前後の写真を用いることができないため、当院からお見せできるものがありません。ですので、ご自身で確認する方法をお伝えします。
施術前に写真を撮っておく
同じ場所・同じ明るさ・同じ角度で撮っておくことが重要です。条件が変わると比べられません。
具体的には、次のようにしてください。
- 自然光の入る窓のそばで、正面と斜め45度の角度で撮影する
- 表情をつくらない(笑わない・力を入れない)
- 髪を上げて輪郭を出す
- できれば朝の同じ時間帯(むくみの影響を揃えるため)
比べる時期
施術前、1か月後、3か月後の3点で比べると分かりやすいと思います。毎日鏡を見ていると、変化に気づけません。
感触で確かめる方法
写真以外では、あご下から首にかけての感触や、フェイスラインに沿って指を滑らせたときの引っかかりを目安にされる方もいます。主観にはなりますが、記録として残しておくと比較ができます。
効果はいつまで続くのか
一般的な目安
ハイフの効果の持続は、おおむね3か月から1年程度とされています。幅があるのは、機種・照射の設計・もともとのたるみの程度によって変わるためです。
機種によって違います
ここは、あまり具体的に書かれていない点です。持続期間は機種によって異なり、短いもので3か月程度、長いもので1年半程度とされています。
当院で扱う機種は次のとおりです(いずれも自由診療・税込)。
| 機種 |
範囲・ショット数 |
料金 |
特徴 |
| ウルトラセルZi |
両頬 260shot |
29,000円 |
複数のカートリッジで深さを変えられる |
| ウルトラセルZi |
全顔 430shot |
44,000円 |
深さを変えられる。照射範囲が広い |
ウルセラプライム (看護師施術) |
両頬 300shot |
138,000円 |
超音波画像で層を確認しながら照射する |
ウルセラプライム (医師施術) |
両頬 300shot |
180,000円 |
超音波画像で層を確認しながら照射する |
| ソフウェーブ |
両頬 100shot |
70,000円 |
ハイフではありません(非集束の超音波) |
※ウルセラプライムは、施術者が医師か看護師かで料金が分かれます。違うのは施術者だけで、機種と照射条件は同じです。
※ソフウェーブはハイフではありません。照射する超音波が非集束で、ハイフ(高密度焦点式超音波)とは作用機序が異なるとされています。2025年に顔面・頚部のしわの改善を目的とする超音波照射器として国内で承認された機器で、効果の現れ方をハイフと同じ前提で考えることはできません。
※料金は変更される場合があります。最新の内容は料金表をご確認ください。
どの機種が向くかは、たるみの程度、皮膚の厚み、希望する範囲、そして持続期間の希望によって変わります。診察の際にご説明します。
元に戻るわけではありません
「効果が切れる」という表現をよく見かけますが、正確ではありません。
加齢による変化は常に進んでいるため、ハイフの効果が切れたというよりは、時間の経過に伴い自然な変化が進行していると捉えるのが正確です。
予定から逆算する
大切な予定がある方にとっては、ここが本題だと思います。
考えるべきことは2つあります
- ダウンタイムを避ける(赤み・腫れが出る2〜3日)
- ピークに合わせる(1〜3か月後)
この2つは考慮すべき時間軸が異なります。ダウンタイムだけを考えれば「1週間前」で足りますが、それではピークに間に合いません。
逆算の目安
| 予定までの期間 |
考え方 |
| 1週間 |
ダウンタイムは避けられるが、変化はまだ現れにくい |
| 1か月 |
変化を感じ始める時期に重なる |
| 2〜3か月 |
ピークに重なる。最も推奨できる時期 |
| 半年以上 |
余裕がある。回数を分けて受けることも検討できる |
初回は、自分にどう出るかが分かりません。その分の余裕もみてください。大切な予定の直前に初回を受けるのは、あまりおすすめできません。
ハイフで対応する範囲と、しない範囲
「効果がいつから」という問いの前に、そもそもハイフで対応できるたるみなのかという確認が要る場合があります。
ハイフが働きかけるもの
皮膚の内側の組織に熱を加えて、引き締めるという方向の施術です。ですから、
- 皮膚のゆるみ
- 軽度から中等度のたるみ
- 輪郭のぼやけ
こうした状態に対して考えられる方法です。
ハイフでは対応しにくいもの
一方で、次のような状態には、ハイフだけでは対応しにくいとされています。
- 皮膚が大きく余っている状態
- 脂肪の下垂が大きい状態
- 骨格による輪郭の特徴
- 表情筋の動きによるしわ
これらに対しては、糸リフトなど別の方法が検討されることがあります。当院では糸リフトも扱っており、どちらが適しているか、あるいは組み合わせるかを診察で判断します。
「効果を感じない」と思っていた原因が、そもそも適応が違っていたというケースは実際にあります。
効果を感じにくいと思ったとき
まだ時期が早い場合
最も多いのがこれです。1か月経っていない段階での判断は早いと考えています。
たるみの程度が進んでいる場合
たるみが進んでいる場合、1回の施術で分かるほどの変化が出にくいことがあります。
照射の設計が合っていない場合
狙う深さ、出力、ショット数が状態に合っていない場合があります。次回の設計を変えることで改善が期待できることがありますので、診察の際にお伝えください。
「効かなかった」で終わらせず、なぜ変化が出にくいのかを診察で確認していただくことをおすすめします。
回数を重ねた場合について
「1回でどのくらい」「3回でどのくらい」という説明を見かけることがあります。ここについても、当院の考え方をお伝えします。
1回目
変化を確かめる回と位置づけています。反応の出方、ダウンタイムの程度、どこに効いたかを見ます。
2回目以降
1回目の結果を踏まえて、照射の設計を調整することができます。狙う深さ、出力、ショット数を変えることで、より合った形にしていきます。
そのため、2回目以降のほうがより施術設計の精度が高まります。
回数と変化の関係
ただし、短期間に回数を重ねれば効果が大きくなるわけではありません。
適切な間隔をあけて受けることが前提になります。
年齢による違い
たるみの程度は年齢とともに進んでいきます。早い段階から始めたほうが、変化を保ちやすいという考え方があります。一方で、たるみが進んでからでは、ハイフだけでは対応しにくくなることもあります。
どちらが当てはまるかは、診察で確認する必要があります。
施術の頻度について
次に受ける時期の目安
効果のピークを過ぎ、変化が薄れてきたと感じる時期が一つの目安になります。機種と状態によって変わりますので、診察の際にお伝えします。
続けることの考え方
ハイフは、繰り返し受けることを前提とした施術です。ただし、受ければ受けるほどよいというものではありません。間隔が短すぎると、組織の回復が追いつかないことがあります。
回数を先に決めないという考え方
当院では、回数をまとめて先に決めることをおすすめしていません。1回受けてみて、その反応を見てから次を決めるほうが確実です。
施術当日の流れ
診察
たるみの状態、皮膚の厚み、脂肪のつき方を確認します。ここで、どの機種を・どの深さに・どのくらいの出力で当てるかを決めます。
効果の出方を左右するのは、実はこの設計の部分です。同じ機種でも、設計が違えば結果は変わります。
照射
両頬なら20〜40分程度、全顔ならもう少しかかります。範囲とショット数によります。
照射中は、熱さやチクチクとした感覚を伴うことがあります。無理をせず、その場でお知らせください。出力は調整できます。
施術後の説明
過ごし方と、経過の見通しをお伝えします。次に来ていただく時期の目安もここでお話しします。
所要時間の目安
受付から会計までで、1時間〜1時間半をみておいてください。
効果を保つために日常でできること
ハイフの効果そのものを延ばすと断定できる方法はありません。ただし、たるみの進行に関わる要因は分かっています。
紫外線対策
紫外線は、皮膚を支える組織に影響するとされています。日焼け止めは毎日塗りましょう。曇りの日も、窓際で過ごす時間も対象です。
保湿
乾燥した状態が続くと、肌の状態が悪くなりやすいとされています。
姿勢と習慣
うつむいた姿勢が長く続くと、あご下や首のたるみに影響するとされています。スマートフォンを見る時間の姿勢は、意識してみる価値があります。
体重の急な増減
短期間での増減は、皮膚のゆるみにつながることがあります。
睡眠と食事
組織の回復には、全身の状態が関わるとされています。特別なことではありませんが、施術後1か月は、無理をしないほうがよいとお伝えしています。
やらなくてよいこと
高価な美容機器や、施術後の特別なケアを勧める情報を見かけることがありますが、必要ありません。とくに自己流の強いマッサージは避けてください。
国内未承認の医療機器を用いる施術について
当院のハイフに用いるウルトラセルZiおよびウルセラプライムは、いずれも日本国内で薬機法上の承認を受けていない医療機器です。医療広告に関する国の指針にもとづき、次のとおりお知らせします。
1. 未承認の医療機器であること
ウルトラセルZi、ウルセラプライムともに、日本国内では薬機法上の承認を受けていません。
2. 入手経路
国内で承認されていないため、医師の責任のもとで輸入したものを使用しています。具体的な入手経路は、施術前にご説明します。
3. 国内の承認医療機器の有無
これらと同一の性能を有する国内承認医療機器はありません。なお、美容目的で用いる超音波照射器としては、2025年に「Sofwave(ソフウェーブ)システム」が国内で初めて薬機法上の承認を受けています(承認番号 30700BZX00082000/一般的名称「皮膚引締め用超音波照射器」/使用目的は中等度又は重度の顔面及び頚部のしわの改善)。
ただし、ソフウェーブが照射する超音波は非集束であり、ハイフ(高密度焦点式超音波)とは作用機序が異なるとされています。同じ「引き締め」を目的としていても、別の機器です。
4. 諸外国における安全性等に係る情報
ウルセラは米国FDA、ウルトラセルZiは韓国MFDSの認可を取得しているとされています。国内での承認審査を経ていないため、国内の基準にもとづく評価は行われていません。
未承認の医療機器を用いる施術は、公的医療保険の対象外です。また、万一健康被害が生じた場合でも、医薬品副作用被害救済制度などの公的な救済制度の対象とならないことがあります。
これらをご理解いただいたうえで、施術を受けるかどうかをご判断ください。ご不明な点は、施術前に必ずお尋ねください。
費用とリスクについて
ハイフは自由診療であり、健康保険は適用されません。費用は全額自己負担となります。当院の料金は前掲のとおりです(税込)。
リスク・副作用として、赤み、腫れ、むくみ、筋肉痛のような痛み、乾燥が生じることがあります。まれに、色素沈着、神経の一時的な症状、やけどが報告されています。効果の程度・持続期間には個人差があり、変化を実感しにくい場合もあります。
次のような場合は施術を受けられないことがあります。診察の際にお伝えください。
- 妊娠中・授乳中の方
- 施術部位に感染や炎症がある方
- 施術部位に金属や、ペースメーカーなどの埋め込み機器がある方
- 照射部位に金の糸などの挿入物がある方
- 重い持病がある方、服薬中の方
よくある質問
- Q1. 1回でも変化はありますか。
- 1回で変化を感じる方もいますが、程度には個人差があります。たるみの程度が進んでいる場合には、複数回を検討することがあります。
- Q2. 施術の翌日に変化がないのですが、失敗ですか。
- 翌日の時点で判断するのは時期尚早です。効果のピークは施術から1〜3か月後となります。
- Q3. 一度受けたら、ずっと続けなければいけませんか。
- そのようなことはありません。ただし、たるみは加齢とともに進みます。保ちたい場合は、期間をあけて繰り返す方が多いです。
- Q4. 効果を長持ちさせる方法はありますか。
- 紫外線対策と保湿は、肌の状態を保つうえで基本になります。生活習慣(睡眠・食事)も関わるとされています。ただし、これらでハイフの持続そのものが延びると断定することはできません。
- Q5. 結婚式に合わせるなら、いつ受ければよいですか。
- 2〜3か月前が一つの目安です。初めての場合は、さらに余裕をみて相談してください。
- Q6. ほかの施術と組み合わせられますか。
- 組み合わせが適している場合があります。ただし、同時期に複数の施術を行うと、どれによる反応かの判断が難しくなることがあります。診察の際にご相談ください。
まとめ
- ハイフの効果は二段構え。直後の引き締まりと、1〜3か月後のピークは別物
- 直後に変化を感じなくても、効いていないとは限らない
- 持続は3か月〜1年半程度。ただし機種によって差がある
- 大切な予定があるなら、2〜3か月前が目安
- 変化を感じにくい場合、照射の設計が合っていない可能性もある
受ける時期のご相談は、診察の際にも可能